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ハンガリー北東部のトカイ地方のワインという意味です。
トカイの貴腐ワインは、世界三大貴腐ワインの一つとして
有名です。
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フルミントと、ハーシレヴェリュという品種を中心に、
イエロー・マスカットやゼータという品種とブレンド
されたりします。
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秋深くなる頃、
冷たい夜が明け太陽が昇り気温が上がると、
ティサ川とボドログ川の川面から水蒸気が
立ち上がり、葡萄畑一面に霧がかかります。
この霧でボトリティス・シネレアという貴腐菌
が葡萄に付着して、葡萄の皮に小さな穴を
開けます。水分が抜け糖度が高くなった葡萄は、
木についたまま、乾し葡萄のような状態になります。
これが貴腐葡萄です。
貴腐葡萄は、
10月末頃から12月頃まで、何度にもわたって
一粒ずつ丁寧に選別されて手で
摘み取られ、昔は"プットニュ"と
呼ばれる26−27kg入りの背負い籠に入れて運
ばれました。トカイワインの等級は、
造り方によって、エッセンシア、アスー、
サモロドニ、フォルディターシュ、マーシュラーシュ、ドライワインと、
様々な種類があります。
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貴腐葡萄だけを大きな容器に入れておくと、
重力によって、葡萄粒同士が押し合い、中から
とろりとした黄金の液体が染み出してきます。
この「ネクター」と呼ばれる液体が、エッセンシ
アです。
4年以上熟成されてから瓶に入れられますが
、市場にトカイ・エッセンシアが出ること自体が
貴重なことなのです。
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アスーは、通常通りの方法で造った
ベースワインに貴腐葡萄を漬け込んで
造るもので、漬け込む貴腐葡萄の量によって、
3か6プットニョシュという等級付けがされます。
プットニュとは、その昔、一粒ずつ選り分けた
貴腐葡萄を摘むときに背中に背負っていた
籠(木製の桶)のことで、136リットル入りの
ベースワインに、何かご分の貴腐葡萄を入れた
かによって、等級を決めていたのです。
今では、科学的に残糖度を測って、
その度数によって3から6までの
等級付けがされています。
3プットニョシュ:60〜90グラム
4プットニョシュ:90〜120グラム
5プットニョシュ:120〜150グラム
6プットニョシュ:150〜180グラム
アスー・ワインの中で、残糖レベルが180グラム
以上あるものは、アスー・エッセンシアと呼ばれます。
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フォルディターシュは、アスーワインを造る際に絞った
貴腐葡萄に、もう一度ドライワインを注いで造ります。
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サモロドニとは、ラテン語(ポーランド語という節もあります)
の「そのままに」という意味で、残糖度によって、ドライと
スイートとに分けられます。
残糖度が30グラム以上のものは、スイート・サモロドニと
呼ばれます。
トカイワインとエグリ・ビカヴェールは、政府機関
の検査で認証されると、番号入りの国旗色の
シールがボトルの首部分に付けられます。
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Photos by: Kiyomi Fuke, Sayumi Sawabe
掲載写真の無許可での使用を禁じます。
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Text by SankyuShokai 澤辺小友美
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